引っ越し当日に来た作業員の態度が悪い場合、どうしたらいいのか。また、どうしたら最小限度に防げるのかを見ていきます。
どんな場合に作業員の態度が悪くなるのか?
全部の業者の作業員が悪いということはありませんし、大手業者だからすべての作業員がいいとも限りません。
作業態度が悪くなる要因を見ていきます。
繁忙期はその可能性がある
3月、4月の繁忙期は1クルーのスタッフが、2か所掛け持ちということもざらです。そのため、時間に追われて雑な態度になることもあります。
小さな業者では、2か所以上を受け持つこともあります。2か所目が終わってから3か所目を、1.5〜2クルーでこなすケースもありますから、さらに時間に対してはシビアになることもあります。
派遣会社からの作業員が多い場合
業者が自社で雇い入れた作業員ばかりではなく、派遣会社から派遣されてくる作業員が多い場合、教育が行き届いていないことがあるため、中には態度の悪い作業員が含まれている可能性もあります。
下請け業者に委託している場合
これも繁忙期に多いのですが、大手でも下請け業者に委託している場合があります。
こんな場合にも、本来の教育やマニュアル通りにならないことがあるので、中には態度の悪い作業員が含まれていることもあります。
その他のケース
会社から言われていた条件と、現場の状況が違う場合も、態度が悪くなるケースがあります。
例えば「エレベーターが使えるはずだったのに、階段になってしまった」などのケースや、作業該当住宅の前の道路が、いきなり工事や事故などで使えなくなっていた場合などです。
増員や、その他の手段を取ることができず、現場の人員だけで作業をすることになると、いきなり負担が増えるので、ある意味では仕方ありません。
何か防止策はあるのか?
引っ越し当日に作業員の態度が悪い、などということは、契約者の責任外のことですけれど、できれば防止したいものです。
防止策について調べてみました。
事前見積もりの時に営業マンの態度を見る
事前見積もりの時に、営業マンに来てもらえば、その会社を代表してくる人の感じで、ある程度は業者の体質を感じることができます。
細かい質問にも誠実に答えてくれるような営業マンだったら、その業者の教育レベルが高いことを示しています。
当日のスケジュールを聞いてみる
当日のスケジュールを聞いてみて、何か所も掛け持ちをしているようだったら、作業員の態度が悪いというリスクは高まります。
営業マンと相談して、できるだけ掛け持ちのないクルーを出してもらうか、問題を起こす可能性の低いクルーをお願いしてみることも必要です。
最終的には、別の業者にすることも必要になることもあります。
当日の作業員の内容を聞いてみる
当日のクルーの内容を聞いてみることも必要です。何人来るのか、そのうち正社員は何人か、派遣会社から来る作業員は何人かなどを聞いてみましょう。
あまりにも派遣作業員が多い場合、別の業者にすることも必要になります。
それでも防ぎきれなかった場合どうすればいいのか?
いろいろと防止策は講じたけれど、それでも作業員の態度が悪いときにはどうするのか、という問題があります。
こういう時には自分で何とかしようとしないことが大切です。現実的に作業をしているのは、業者のスタッフですから、直接自分で文句を言って騒ぎを大きくしても無意味です。
さらに、そのあとの作業もありますから、なるべく自分は表に出ないようにした方が賢明です。
とにかく、担当営業マンに連絡を取って、なんとかしてもらうことが一番の解決策になります。
担当営業マンが休みだったなど、連絡のつかないときには担当部署の責任者、あるいはその次席の人などに直接事情を説明して、なんとかしてもらうことも必要になります。