インターネットやスマホの接続料金は、何もしないでいるとかなりの高額になります。
ここでは一人暮らしが通信費をどのように節約すればいいかをまとめました。
通信費の節約法は使う量によって3種類
パソコンやスマホによるネット接続は、いまや生活に欠かせないものになりつつあります。
テレビを見るよりゲームや動画を見るほうが多かったり、友達とのやり取りは、電話よりSNSが中心だったりする人もいると思います。
あまり何も考えず、「部屋でネットを使うから」と光回線を入れてしまうと、月額4,000円〜5,000円くらいの費用がかかります。
またスマホも、パケット代と電話代を合わせると、1万円を超えてしまうことも珍しくないのではないでしょうか。
これら通信費をどのように節約することができるかは、限られたお金で生活する一人暮らしには切実な問題です。
通信費の節約法は、ネットをどの程度使うかによって違ってきます。
- ライトユーザー …部屋でパソコンはほとんど使わず、スマホもあまり使わない
- ミドルユーザー …パソコンは勉強や仕事で使う程度。スマホはそこそこ。
- ヘビーユーザー …パソコンでもスマホでも、動画やゲームをガンガンする
の3パターンに分け、通信費の節約法を紹介します。
その1 ライトユーザー
自分の部屋では、パソコンはほとんど使わない。
またスマホも、SNSやメールを友達とちょっとやるくらいで、動画などはほとんど見ない…。
そんなライトユーザーは、部屋にネット回線を引くのはやめましょう。
部屋でパソコンをネットに接続しなければならない場合は、スマホのテザリング機能を利用します。
テザリングとは、スマホをネット接続のルーターにしてしまうこと。
いまのスマホはほとんどがデザリング機能をもっていて、それによってパソコンをネットに接続することができます。
格安SIMの利用が前提
ただしスマホの接続にDocomoやau・ソフトバンクなどの大手通信業者を利用すると、テザリングには高額な費用がかかります。
そこでテザリングを常時利用するためには、「格安SIM」を利用することが前提です。
格安SIMを利用すれば、月間1GB〜10GBの高速通信パケット代が、500円〜4,000円。
大手業者の半額程度ですみます。
パソコンやスマホをそれほど使わないのなら、パケットの容量はこれで十分です。
ただし「3日間しばりに注意」
ただし格安SIMの場合、気を付けなければならないことが1つあります。
直近の3日間で、300MBや400MBなど所定のデータ容量を超えて使用した場合には、通信速度を200Kbpsなどの低速にされてしまうことです。
これは格安SIMのデータ回線が細いので、全員が一度に使いはじめるとパンクしてしまうから。
「一度にたくさん使うのではなく、1ヶ月のあいだにまんべんなく使ってください」という意味です。
200Kbpsに減速されてしまっては、動画もちゃんと見られません。
格安SIMの場合には、データ容量を超えてしまうと、数日間はこの速度でガマンしなければなりません。
その2 ミドルユーザー
部屋でのパソコンは、勉強や仕事である程度は使う。
スマホでも、そこそこ動画を見たりする……。
そんなミドルユーザーにおすすめなのは、「WiMAX」を使うことです。
WiMAXは、光回線並みの高速通信を無線で供給するキャリア。
ルーターが家に届けば、工事はなしで、その日から高速回線が使用できます。
WiMAXの通信料は、業者によってちがいますが、1ヶ月で4,000円程度が相場。
これで高速回線が、制限なしの使い放題となります。
ですので部屋でのパソコンは、WiMAXに接続すれば快適に使えますし、スマホももちろん接続できます。
光回線は必要ありません。
またWiMAXのルーターは手のひらサイズくらいですから、持ち運びもラクにできます。
外でスマホを使う場合も、ルーターを持ち歩けばそれでネット接続できますので、スマホのネット接続契約は不要となります。
ネットの接続料金は、WiMAXの料金だけということになるわけです。
その3 ヘビーユーザー
部屋ではパソコンでゲームや動画をガンガンやる。
スマホも、1日中使いまくる……。
そんなヘビーユーザーは、やはり部屋では、光回線しかありません。
ゲームや動画を完全にストレスなしでできるのは、光回線だけだからです。
ただしスマホは、格安SIMを利用するようにしましょう。
格安SIMの月額料金は1,000円〜3,000円で、これが大手業者の半額くらいになる分を節約できるというわけです。
また光回線も、業者によって料金はかなり違います。
プランをよく見比べて、少しでも安いところを選ぶようにしましょう。