一人暮らしで災害に備えるために必要なものって?

大きな地震や災害は、いつ来るかわかりません。
その時になってあわてないよう、一人暮らしの人も災害にたいする備えをしておかなくてはなりません。

ここでは準備するものとして何が必要なのかをまとめました。

避難用品は「一次」と「二次」と2種類用意

災害の際の避難用品は、「一次」と「二次」の2種類あります。

一次避難用品

災害が起これば、まず最寄りの避難所へ避難します。
避難所には救援物資が届くと考えられますから、まず必要となるものは、避難所へ行き着くまでに使用するもの。

リュックに入れてすぐに持ち出せるようにしておき、重さは無理なく背負える5キロ程度まで。
半日〜一晩を過ごせるだけの物を入れます。

二次避難用品

災害が起こると影響が長期化し、数日にわたって食料品などが手に入りにくくなることがあります。
そこで自宅にいて、数日にわたって過ごせるだけのものを備蓄するようにしておきます。

日常生活が過ごせればいいわけなので、それほど特別なものはいりません。
いつも買うものを少し多めに買っておけばOKです。

一次避難用品として必要なもの

一次避難用品として必要なのは、次のものです。

飲料水

何はなくとも、まずはこれが一番大事。
かならず用意しておきます。
ただし半日〜一晩が過ごせればいいですから、それほどたくさんはいりません。
飲みやすいよう500mlのペットボトルで2本程度が適当です。

非常食

避難所には食べ物はあります。
ですからこれも、それほどたくさんはいりません。
菓子類やゼリーなど、そのまますぐに食べられるものを用意しましょう。

医薬品

災害時にはケガをしたり、体調が悪くなったりすることがあります。
消毒薬・風邪薬・胃薬・痛み止め(頭痛薬)、ばんそうこう、マスクなどを用意しましょう。
女性の場合は、生理用品もかならず用意しましょう。

衣類

冬ならば防寒着が必要です。
また下着なども一晩過ごせるだけのものを用意しましょう。

洗面用具

旅行用のものでかまいません。
タオルも大小用意しましょう。

雨具

避難時に雨が降っていることもあります。
傘ではなく、雨ガッパを用意します。

筆記用具

何かと必要になることがあります。
油性マジックは便利なので1本用意しておきましょう。

現金

1万円〜2万円くらいを用意しましょう。
大きなお札はくずせないことが多いので、千円札や小銭にするのがおすすめです。

貴重品

通帳や印鑑・その他。
これらはまとめて、いつでも取り出せるようにしておきましょう。

その他にあると便利なもの

  • アイマスク・耳栓 …避難所で寝るときに必要
  • 懐中電灯 …電池式ではなく、手巻き式のものがおすすめ
  • 携帯ラジオ …手巻き式の、携帯充電器を兼ねたもの
  • ろうそく・マッチ・ライター
  • ビニールシート …雨よけや保湿、避難所の場所取りなどで活躍します
  • 簡易食器セット …避難所には食器が十分ではないことがあります
  • ウエットティッシュ
  • ナイフ・ハサミ
  • ヘルメット・防災ずきん

二次避難用品として必要なもの

二次避難用品として必要なのは、次のものです。

飲料水

飲料水は、1人1日分で3リットルが目安です。
3〜4日分を用意する必要がありますので、一人暮らしなら2リットルのペットボトルで5〜6本が適当です。

非常食

保存期間が長く、できれば火を通さないでも食べられる、

  • レトルト食品
  • インスタント食品
  • 缶詰
  • クラッカー

などを用意します。
保存期限が来たものから順に食べ、新しいものと入れ換えましょう。

医薬品

常備薬のほか、
包帯・ガーゼ・脱脂綿・ハサミ・ピンセット
など、簡単な傷の手当ができるものも用意します。

停電用の照明

電気が止まることがあります。
ランタンなどを用意しましょう。

カセットコンロ

ガスも止まることがあります。
カセットコンロがあれば、調理できます。

防寒具

電気屋ガスが止まった場合、冬場だと防寒対策も必要です。
ダウンなどのジャケットのほか、重ね着して温度調整しやすい衣類・毛布・温かい靴下・軍手・カイロなどがあるといいでしょう。

その他にあると便利なもの

  • 布製のガムテープ …メモ代わりに使ったり、避難所の掃除に使ったりなど
  • ラップ …食器にかぶせれば、水不足でも食器を汚さず使用できます
  • ダンボール …避難所での寝床や保管用など
  • 梱包用のヒモ
  • 風呂敷

家具は固定しておこう

大きな地震が来た場合、家具が倒れると危険です。
家具はかならず固定しておくようにしましょう。
賃貸住宅用の、壁に傷をつけずに固定できるグッズもあります。

避難場所と家族や知人への連絡手段も確認しておく

災害が起きた場合は、避難場所へ避難します。
最寄りの避難場所はかならず確認しておきましょう。

また避難中には、家族や知人と消息を確認しなければなりません。
家族や知人には自分の避難場所を伝え、連絡の手段を確認しておきましょう。

電話は、災害時には繋がりにくくなることがあります。
災害用伝言ダイヤルやSNSなど、代替手段をかならず準備しておきましょう。

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