一人暮らしする際にはベッドと布団どちらがいいの?

一人暮らしをするとなると、寝具をベッドにするか、布団にするか、悩む人もいると思います。
そこでここでは、ベッドと布団、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

ベッドについて

ベッドのメリット

上げ下げの手間がかからない

まずベッドの最大のメリットは、これだと思います。
布団は敷きっぱなしにしてしまうと「万年床」になり、ホコリが溜まって不潔ですし、部屋も雑然とした印象になります。

仕事から夜遅くに帰ってきて、すぐにベッドに倒れ込めるのはいいものです。
また朝も布団をたたむ手間がいりませんので、その分時間が節約できます。

布団を干す手間が減る

寝ているあいだは、コップ1〜3杯分の汗をかくといわれています。
布団は床と密着していますから、どうしてもその湿気がこもりがち。
頻繁に布団を干さないと、カビやダニが発生します。

それに対してベッドは、天板がすのこになって通気性が高いものもあります。
湿気がこもりにくいので、布団にくらべて干す回数が少なくてすみます。

ホコリを吸い込みにくい

ホコリは、床の上30cmくらいのところを漂います。
床に布団を直接しいて寝ると、寝ているあいだにそのホコリを吸い込んでしまうことになります。

それに対してベッドは床からの高さがあります。
布団にくらべ、ホコリを吸い込みにくいため、アレルギーの人などには、ベッドの方がおすすめです。

床の冷気が伝わりにくい

いまはフローリングの家も多いはず。
フローリングの上に布団を敷くと、床の冷気が直接体に伝わります。

それに対してベッドでは、床からの距離があります。
冷気が伝わりにくいので、冷え性などの人にはおすすめです。

腰・膝にやさしい

ベッドはある程度の高さがあります。
ですから寝る際も、起き上がる際も、腰や膝に負担がかかりにくいのが特徴です。

さらにベッドは布団にくらべてクッション性が高いため、腰痛の人はベッドがおすすめです。

ベッドのデメリット

場所をとる

ベッドの最大のデメリットは、これだと思います。
シングルベッドであったとしても、一人暮らしの狭い部屋を占領してしまいます。

ただしベッドはインテリア性が高いので、布団を万年床にしているのとくらべ、見栄えはいいです。
またベッドの中には、下部を収納として利用できるものもあります。

費用がかかる

ベッドはフレームとマットレス、それに掛け布団や枕が必要。
布団にくらべ、やや費用がかかります。

ベッドの下にホコリが溜まる

ベッドはそうそう動かすことができません。
ですのでどうしても、ベッドの下にはホコリが溜まりやすくなります。
掃除には、掃除機やワイパーを駆使しなければならないため、やや手間がかかります。

布団について

布団のメリット

部屋の自由度が高くなる

布団はたたんでしまえば、その部分は好きなように使えます。
ですからその分、ベッドにくらべ、部屋の自由度が高くなります。

友人を呼んでのホームパーティーや、ヨガなどのエクササイズをやりたい人は、布団がおすすめだと思います。

低いところで寝るので落ち着く

特にベッドに慣れていない人などだと、高さのあるベッドで寝ると、落ち着かないことがあると思います。
「落ちるのではないか」と不安に思うこともあるのではないでしょうか。

その点、布団は低くて安心感があります。
落ちる心配もありません。

敷布団をいろいろ替えることができる

敷布団やマットレスは、寝心地に好みがあるものです。
ベッドの場合は、マットレスが比較的高価でもありますので、一度購入したマットレスを買い替えるのは難しいです。

それに対して布団なら、マットレスや敷布団が比較的安価なので、買い替えもしやすいです。
「自分の理想の寝心地」を追求することもできます。

布団のデメリット

上げ下げ・天日干しをしないといけない

布団を敷きっぱなしにするのは、ホコリが溜まって不衛生ですし、見た目もよくありません。
どうしても上げ下げしなくてはなりません。。

また布団は湿気がこもりやすいため、頻繁に天日干しすることも必要です。
このように布団は維持するために、どうしても手間がかかります。

収納スペースが必要

布団をしまうには、そのためのスペースが必要です。
ワンルームに小さなクローゼットしかない場合などは、布団の収納スペースを別途考えなくてはなりません。

健康に不安がある人は注意が必要

布団はベッドに比べると、腰や膝に負担がかかり、またホコリの被害を受けやすく、冷えが直接体に伝わります。
腰や膝が悪い人、アレルギーの人、冷え性の人などは、悪化させないように注意が必要です。

来客布団は用意した方がいい?

寝具について考える際には、「来客布団を用意するかどうか」も検討が必要です。
ここではさらに、来客ぶとんを用意する/用意しないそれぞれの立場から、どのようにすればいいかを考えました。

来客布団を用意する

親や友達がよく泊まりにくるようなら、来客布団があった方が便利です。
その場合に考えなければいけないのは、収納スペースです。

布団の中には、コンパクトに収納できるタイプのものもありますので、それを購入するのはおすすめです。
さらに、布団を圧縮袋に入れれば、収納スペースをより節約できます。

またソファベッドを利用するのもおすすめです。
普段はソファとして利用して、来客の際だけ布団になりますので、スペースのムダがありません。

来客布団を用意しない

人が泊まりにくる機会がそう多くないのなら、来客布団は「用意しない」のもおすすめです。
もし人が来た際には、こたつやソファなどで寝てもらうこともできます。

またどうしても布団を用意しなければならない場合、「貸し布団」を利用することもできます。
貸し布団は申し込めば、自宅まで持ってきてくれ、使い終われば引き取ってくれます。

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