エアコンや洗濯機など定期的に掃除を行うべき場所

床やキッチン・浴室・トイレなどの水回りは、掃除は毎日するのがおすすめです。
でもそれ以外にも、実は汚れている場所はたくさんあります。

特にエアコンや洗濯機・排水パイプ・窓などは、月に1回くらい、定期的に掃除をしましょう。

エアコンの掃除方法

エアコンの室内機には、内部にフィルターが装着されています。
このフィルターに、エアコンを使用しているうちに室内のホコリが溜まります。

ホコリがついたままのフィルターでエアコンを稼働させると、空気の流れが悪くなるため、稼働効率が悪くなって消費電力が余分にかかり、電気代が高くなります。

エアコンは、できれば2週間に1度くらい、最低でも月1回は掃除をしましょう。

STEP1 コンセントを抜く

エアコンの掃除の前は、かならずコンセントを抜きます。
感電などの事故を防ぐためです。

STEP2 室内機の外側を掃除する

室内機の外側には、ホコリが溜まっていると思います。
まずはこれを、掃除機で吸い取りましょう。

さらに水で濡らし、固く絞ったぞうきんで拭き上げます。

STEP3 フィルターを掃除する

室内機のパネルを開け、フィルターを外します。
このとき無理に外そうとするとフィルターの枠を破損することがありますので、静かに取り外しましょう。

フィルターは、それほどひどくない汚れなら、掃除機で吸い取ればきれいになります。
このとき掃除機は、かならず外側からかけるようにしましょう。
内側からかけると、フィルターが目詰まりを起こすことがあります。

汚れがひどい場合には、浴室でシャワーをかけます。
この際は、内側からシャワーをかけないと目詰りを起こすことがあります。

シャワーをかけたあとは、よく乾かしてからフィルターを取り付けましょう。

STEP4 吹き出し口を掃除する

エアコンの吹き出し口にも、ホコリや汚れが溜まっているはず。
これは固く絞ったぞうきんを、指で吹き出し口のあいだに差し込むようにしながら拭き取ります。

洗濯機の掃除方法

洗濯機の内部には、使っているうちに汚れがこびりついてきます。
これを放置していると、雑菌やカビが繁殖し、洗濯時にそれが洗濯物に付着します。

洗濯機の内部の汚れは、洗濯物についていた皮脂汚れと、水垢・石鹸垢です。
これは重曹とクエン酸で、きれいに取れます。

皮脂汚れは酸性ですから、アルカリ性の重曹が分解する作用があります。
水垢・石鹸垢はカルシウムですからアルカリ性で、これは酸性のクエン酸が分解します。

掃除用の重曹とクエン酸は、100円ショップで売っています。
食用にも使われるものですから、人体や環境にもやさしくて、安心して使えます。

STEP1 くず取りフィルターを取り外す

まず洗濯機内部に装着されているくず取りフィルターを取り外します。
フィルターに付いた汚れを歯ブラシなどで落としたあと、重曹とクエン酸を溶かしたぬるま湯に浸しておきます。

STEP2 水を満水に溜める

洗濯機に満水まで水を入れます。
お風呂の残り湯は、雑菌が入っていますので、この場合に使用するのは避けましょう。

水は、ぬるま湯だとより洗浄効果が高くなります。
沸かしたお湯を入れるなどして、お風呂くらいの温度にしましょう。

STEP3 重曹とクエン酸を入れる

洗濯機にためたぬるま湯に、重曹とクエン酸を入れます。
入れる量は、重曹が1+2分の1カップ、クエン酸は2分の1カップです。

STEP4 「洗い」を繰り返して一晩置く

重曹とクエン酸を入れたら、「洗い」を4〜5回繰り返し、そのまま一晩置いておきます。
こうすることで、洗濯機内部の汚れが浮いてきます。

STEP5 「洗い」から「脱水」までを行う

一晩置いたら、ふたたび「洗い」を4〜5回繰り返します。
最後に「すすぎ」「脱水」をすれば、洗濯機の内部はきれいになります。

排水口の掃除

キッチンと風呂場、洗面台には排水口があります。
この排水口、使っているうちにぬめりが付着してきます。

この排水口のぬめりも、月に1回くらい落とすのがおすすめです。

排水口のぬめりも、洗濯機内部と同様、皮脂汚れと水垢・石鹸垢が混ざりあったもの。
重曹とクエン酸で、きれいに落ちます。

STEP1 上皿の汚れを取り除く

キッチンの排水口には食べ物カスなどが、風呂場の排水溝には毛髪などが溜まっていることがあります。
これを古歯ブラシなどできれいに取り除きます。

STEP2 重曹とクエン酸・水をふりかける

排水口の上から、

  • 重曹 2分の1カップ
  • クエン酸 4分の1カップ
  • 水 2分の1カップ

をふりかけます。

すると、泡がブクブクと立ってきますので、そのまま30分くらい置きます。

STEP3 水で洗い流す

あとは水を流して洗い流すだけ。
排水口はピカピカになっています。

窓の掃除方法

窓も、気づいたら汚れていると思います。
汚れを放置しておくと、不潔ですし、見た目もあまり良くないですね?

窓の掃除をするために、おすすめなのは新聞紙を使うこと。

新聞紙には、インクに油が含まれますので、窓の油汚れを溶解する作用があります。
またこの油によってワックスの効果もあり、掃除の後は、ツヤが出ます。

STEP1 新聞紙を水に浸す

新聞紙は、白黒の面のみを使用します。
一枚を取り出して4分の1くらいに折りたたみ、水に浸して、さらに使いやすい大きさにたたみます。

STEP2 窓を拭く

この水に浸した新聞紙で、窓を拭きます。
新聞紙はすぐに汚くなったり、破けたりしますので、窓1枚に対し、新聞紙1枚を使いましょう。

STEP3 乾拭きする

最後に乾いた布で、乾拭きします。
これで窓は、きれいになります。