引っ越しのプランに「単身パック」という、かなり低料金のプランがあります。これって、もしかしたら間取りで料金が変わるのかな? ということについて調べてみました。
単身パックの料金は間取りできまるわけではない
引っ越し料金プランを見ると、間取り別に料金の提示をしてあるケースを見かけます。
では、単身パックも間取りで料金が違うのかということを考えますが、実は単身パックは多くの場合、間取りで料金を決めているわけではありません。
では、どのようにして単身パックの引っ越し料金を決めているのか、ということを見ていきます。
中には間取りで料金の決まっているケースもあります。この場合も1Rよりも1DKの方が荷物が多いという考え方です。1DKでも、荷物の少ない人は注意をしてください。要するに、荷物の量で料金が決まっています。
単身パック料金の決め方はどうやっているの?
単身パック価格の決め方は、車と作業員の稼働効率で決まります。
よくあるケースは、大きく別けてふたとおりです。ひとつは「軽トラック1台」で運びきれる量と、作業員2名を基本にした考え方です。時間にすると長くても3〜4時間以内という感じです。
近距離で荷物が少なければ、2時間ぐらいで終わってしまうケースもありますから、楽で、便利です。
このため、近距離を基本にして、料金の算定をしているケースが多いです。距離が延びれば、総合的な拘束時間が長くなるため、割増料金の対象になることが多いです。また、軽トラック1台に積み切れない場合、割増料金の発生や違う料金形態になることも考えられます。
また、軽トラックではなく2tトラックなどを使うケースもありますが、この場合も軽トラックに乗る量が基本になっていますから、スペースに空きがあっても契約以上の量は基本的には運んでもらえません。
もうひとつの形態が、押し入れ一団分の容量を持ったボックスひとつを占有する契約をして、そのボックスに入るだけの量を運ぶ形態です。
この契約の場合、他の契約者と混載便になりますので、大きなトラックに積み込んで同じ方面の契約者数人分の荷物を運ぶことになります。
この場合にも、中継地点で軽トラックに乗せ換えて、最終的には軽トラックが持ってきてくれることが標準的です。
契約時の地域範囲も「関東エリア」だとか、東京〜神奈川などという範囲の指定があります。
どのぐらいの荷物が運べるの?
確実なところは一括見積で把握した方がいいのですが、大まかに調べてみました。
まず軽トラックを利用したパックの場合からです。
- 小型冷蔵庫
- 電子レンジ
- 分解可能なベッドと布団
- 小型洗濯機
- デスクトップタイプPC
- 液晶TV
- ハンガーボックス×2
- Mサイズの段ボール10程度
- 分解可能なハンガーラック
- 自転車×1
だいたいこのぐらいの量を積むことができます。
次にボックスタイプの場合です。
- 全自動洗濯機4s程度
- 19インチまでのTV
- 2ドア冷蔵庫
- スーツケース×1
- 業者指定の段ボール×10
- 業者指定の衣装ケース×3
- 布団袋×1
これが基本になっています。場合によって、空きスペースがあるときには、もう少し積めないかどうか、交渉をしてみてもいいと思います。押し入れ一段分のスペースが基本ですから、多くは望めません。
単身パックは、あくまでも荷物の少ない人向けのプランです。