引っ越しらくらくパックの準備はどこまで?特徴と料金相場

転勤の内示を受けた。日程がタイトで、とても自分で引っ越しの準備ができない。どうしよう? こんな時に便利なプランがあるので、調べてみました。

自分でやるのは貴重品の梱包ぐらいで済む

引っ越しまで時間がなくて、とても自分でやっている時間がないときに、自分でやることは貴重品の(女性の場合下着なども)梱包ぐらいで済む、というプランがあります。

引っ越し業者によって名称がちがいますが、「らくらくパック」とか「お任せプラン」というパックです。

当日までに、預金通帳や現金、その他の貴重品や見られたくないものだけを梱包しておけば、あとは作業員がすべてやってくれるという、ありがたいプランです。

業者によっては女性スタッフが来てくれるケースもあるので、女性の単身引っ越しなども気楽に依頼することが可能です。

内容はどんなものなの?

基本的な内容はどこの引っ越し業者もあまり変わりません。

作業の流れとして、フルパッケージの場合は次のようになっています。

@見積もり依頼〜日程と料金決定

A当日までに貴重品等触られたくないもの、見られたくないものを自分で梱包

B当日業者が来て家具・家電・小物など、すべての荷物を梱包
・梱包の際、希望や注意点などの指示をする必要がある

C荷物の搬出〜積み込み

D退居後の後始末
・ないケースもある

E荷物の輸送〜新居到着

F開梱・荷解き

G家具・家電の配置と小物のセッティング
・希望や注意点の指示をしなくてはいけない

H最終チェックと新居の簡単な掃除

大まかにこんな感じで引っ越しは終了します。自分でやることはほとんどなく、特に力仕事やめんどうでノウハウが必要なことは、やらなくていいようになっています。

当日の注意点

引っ越しの当日は作業が終わるまで、自分は喫茶店かどこかにいて、全く何もしなくてもいいというわけではありません。

梱包時の希望や注意の指示、新居に着いたら家具・家電の配置の指示や、小物(衣類や食器など)セッティングなどの希望や注意点の指示をしなくては、思い通りの生活を始めることができなくなります。

新居の家具・家電の配置などはどうやって決めるの?

新居を決める時の下見に行った時に、部屋の見取り図をあらかじめ記録しておきます。この時に部屋の大まかな寸法を入れておくことが必要です。

記録した見取り図にもとづいて、引っ越し業者の営業マンと相談して、家具・家電の配置を決めると失敗は少ないです。

さらに家具・家電に配置する場所を書いた紙を貼っておくと、効率的に短時間で搬入〜配置が済みます。あとの微調整(これも当日の作業員に指示をする)だけで済むので、精神的にも楽です。

料金はどれぐらいなの?

各社見積もりが必要で、定額となっているケースはあまりないです。

引っ越し単身パックにオプションで作業を追加して、ひとつのパックを作っていく形式が多いため、定額にはしづらいからです。

例えば新居で家具の設置までは引っ越し業者にやってもらい、小物のセッティングは自分でやるなどの場合、その分の料金を低く抑えることができます。

人手のいる作業、力のいる作業は引っ越し業者に任せてあとは自分でやるなどの方法を考えると、かなり便利でお得なプランにすることができます。

特に女性の場合、大変便利です。最近は見積もりの時に営業マンにお願いしておくと、梱包、開梱・荷解き、セッティングを女性スタッフがやってくれる引っ越し業者が増えていますから、ぜひ相談してみるべきです。

この「らくらくパック」や「お任せプラン」は、営業マンと一緒に作っていくイージーオーダー的な要素を持っています。

この商品を上手に使うためには、とにかく一度「一括見積」を使って、概略をつかんでから、営業マンと詰めることがコツになります。

地域限定の格安お任せプランがある

大阪・京都・奈良・神戸などの地域に限定されますが「町の引っ越し屋さん」という業者があります。

移動距離が10km圏内で、単身者のすべてお任せのプランが基本22000円という、大変格安料金でやってくれるところがあります。

該当する地域の人は、一度相談してみるといいです。