スーツがたくさんあるけれど、畳んでしまうと皺になるからどうしようとか、ワンピースを畳むと皺になる、という場合どうするのかということを調べてみました。
畳まないでいい方法はあるのか?
スーツやワンピースなどの衣料を畳んで段ボール詰めにすると、どうしても皺になります。
そのため、新居で荷解きをして一番最初にやらなければならないことが「アイロンがけ」だった、なんていう笑えない話もあります。
それに、スーツのジャケットやワンピースのアイロンがけは、かなり技術が必要で、下手にやるとかえって変な仕上がりになってしまうこともあります。
でも、スーツもワンピースも畳まなくても大丈夫な運搬方法があります。引っ越し業者が持っている、ハンガーボックスを使うことです。
ハンガーボックスについて調べてみましたので、見ていきましょう。
ハンガーボックスってなに?
ハンガーボックスは、衣類をハンガーにかけた状態で梱包できるケースです。材質は硬い圧縮した紙だったり、合成樹脂だったりします。
ハンガーボックス自体が折り畳み式になっているので、普段は小さくたたんでおくことができます。
現在では多くの引っ越し業者が持っています。この、ハンガーボックスを使うときの注意点などを見ていきましょう。
ハンガーボックスを使うときの注意点1
ボックスの中のパイプにハンガーを引っ掻けるタイプですから、当然輸送中にハンガーボックスの中の衣類は完全に固定されているわけではありません。
このため運搬中にパンツがずれて皺になったり、ジャケットがハンガーから脱落したりすることもあります。ハンガー自体に滑り止めのテープを張っておくと、ずれてパンツが皺になったり、ジャケットがハンガーから脱落することを最小限度にすることができます。
ハンガーボックスを使うときの注意点2
ハンガーボックスは業者が無料で貸してくれます。しかし黙っていると、あらかじめトラックに積んである最低限の数しかありませんから、見積もりの時に確認しておく必要があります。
ハンガーボックスを使うときの注意点3
ハンガーボックスのサイズは何種類かあります。
見積もりの時に営業マンにハンガーボックスには何着入るのか、ということを確認してください。そして、その8掛けの数がハンガーボックスひとつ分に入る衣類の数だと考え、必要なハンガーボックスの数量を伝えてください。
理由はMAXの数量を入れると、ぎゅうぎゅう詰めになってしまい、かえって皺になるからです。
ハンガーボックスを使うときの注意点の4
業者が到着したらハンガーボックスを組み立ててもらい、梱包は自分でやりましょう。失礼な言い方ですが、作業員の方たちの手は作業で汚れていたり、作業着にはほこりや汚れがついていることが多いので、衣類が汚れてしまうこともあります。
また、本来は自分でやることが原則なのですが、作業員の方が言いづらいので仕方なくやるケースもありますから、それなりの梱包になってしまうこともあります。
何しろハンガーボックスは無料サービスなのですから、その梱包は基本的に料金外だということを理解しておきましょう。
ハンガーボックスを使うときの注意点の5
ハンガーボックスは必要最小限の数にしましょう。
スーツやワンピースなど以外の衣類。例えばニット類やジーンズ、Tシャツやトレーナー、パーカー、少しぐらい皺になってもいいようなジャケットまで、ハンガーボックスに入れてしまうと、トラックの荷台スペースを相当食ってしまいます。
そうなると、本来は1台ですむはずのトラックの台数が増えてしまい、引っ越し料金が大変なことになりますから、注意が必要です。
ハンガーボックスを使うときの注意点の6
どうしても皺が嫌だから、ハンガーボックスをなるべく多く使いたい。でも、引っ越し料金が高くなるのは困る。という人もいると思います。
こんな時にはあらかじめ、簡単に皺を伸ばせるスチーム式の家電がありますから、それを用意しておけば簡単に皺を伸ばすことができます。1万円以内で買えます。
衣類の荷解きをして、皺を気にしないで収納。着用するときにハンガーにかけて、軽くスチームを当てるだけできれいに皺が延びますから、料金も安く、皺を気にすることもありません。