熱帯魚を飼っている人にとって、引っ越しは大変です。どうやったら、大切な熱帯魚を上手く引っ越しさせられるのか、調べてみました。
熱帯魚の入った水槽は引っ越し業者でOKなの?
まず答えからですが、完全OKの業者と水槽のみOKな業者、それにNGの業者に別れます。完全OKの業者でも、専門業者に委託してしまうので、基本的には専門業者が輸送を実施することになります。
中には引っ越し業者自身で実施するケースもあるようですが、水槽破損の補償はするけれど熱帯魚が死んでしまった場合その補償はしません、というケースが多いです。
それと引っ越し料金が安く、営業マンの態度もいいけれど、熱帯魚がNGだという場合もありますから、どうしたらいいのか、熱帯魚の輸送ってどうやるのかなどについて調べてみました。
熱帯魚の引っ越しは大変なの?
熱帯魚の輸送はある意味で、あらゆるペットの中でもかなり難易度が高いです。
水槽の大きさもありますが、水が満杯の状態での輸送は基本的に無理です。それに、水槽を完全に乾かさないノウハウもあります。
その上で熱帯魚を生きたまま運ぶ生体パッキング、濾材のバクテリアも生きたまま運ぶノウハウ、輸送中の温度管理や酸素の補給、搬入後のセッティングなどがありますから、かなり高いノウハウが必要です。
熱帯魚の引っ越しはどこへ頼むの?
基本的に専門業者が各地にいますから、そこにお願いすることがベターです。ネット検索などでわからない場合、熱帯魚を扱っているペットショップなどで訊いてみるといいです。
この場合、ペット業者が仲介に入ると、料金が高くなるケースも考えられるので、エサなどを買うときについでに訊いてみることも必要です。
専門業者に任せると料金はどれぐらいなの?
業者によって若干の差はありますが、水槽の大きさが長辺30pまでで、片道30kmの距離で、生体パッキング、水槽の解体・組立、輸送、搬入、セッティングなどが組み込まれているコースで22000円という価格があります。
水槽の大きさと、移動距離によって料金は上がっていきます。ロケーションによってフェリーなどを使う場合、その料金も当然負担することになります。
専門業者と契約をすると全く何もしなくてもいいの?
業者によってちがいますが、当日までに熱帯魚のエサ切りをしておくこととか、時間をかけて水温を常温に近づけておくことなど、オーナーがやらなくてはいけないことが出てきます。
新居に搬入・セッティング後も、すぐに以前の状態で飼えるわけではありません。水の問題やエサやりの問題など、業者の指示に従いましょう。
業者の指示に従っておかないと、熱帯魚の生命や、その後の寿命にかかわるケースが多いので、指示は必ず守ってください。
熱帯魚の引っ越し業者の補償は?
多くの場合、水槽の破損や補器類の破損、濾材の補償や熱帯魚自体の補償までありますが、補償の条件や内容は業者ごとにちがいます。
契約前に補償の有無はもちろんですが、補償内容や補償適用の条件や範囲などを細かく確認することが必要です。
引っ越し業者に依頼する場合の注意
引っ越し業者に依頼する場合も、補償の有無や補償内容の適用条件や範囲はきちんと把握しておくことが必要です。
また、自分でやらなくてはいけない作業範囲も、専門業者に依頼する場合よりも多くなるケースもあります。
どの程度の作業を自分でやらなくてはいけないのか、自分で作業をしたばあいのリスクはどれぐらいあるのか。それは、専門業者に依頼した場合の料金差と比べてどうなのか、などのことをきちんと把握しましょう。
いずれにしても引っ越しで大切な熱帯魚に何かあって、悲しい思いをしないように、十分に心がけることが必要です。