旧居、新居、あるいはその両方の前の道幅狭いときに、引っ越し業者は案件を受け付けてくれるのかどうかということを、調べてみました。
では、結果を見ていくことにしましょう。
道幅の狭い道路条件の引っ越しは大丈夫?
道幅が狭いと言っても、さまざまです。自転車ぐらいの乗り物しか通れないところもあれば、すれ違いはできないけれども3tトラックぐらいは止められるなど、それぞれの条件がちがいます。
でも、基本的にはどんな道路条件のところの引っ越しでも、多くの業者は受けてくれているのが現実です。
引っ越し業者はプロですからよほどのことがない限り、この案件はお受けできかねますということにはなりません。ここは、安心してください。
ただし、料金的には割高になってしまうことは仕方ないです。
道幅が狭いと割増料金になるのはなぜ?
作業該当住宅前の道幅が狭いと、何で割増料金になってしまうのだろう? いろいろ理由は考えられるけれど、一応は知っておきたいという気持ちは誰にでもありますね。
その理由について調べてみましたので、結果を見ていきましょう。
割高になる理由の1
軽トラック何台かに分散して荷物を積載する必要があるというときです。
作業該当住宅の前の道幅が狭く、2tトラックや3tトラックが入れないような状況だと、軽トラックに分散して荷物の積載をする必要が出てきます。
このため、軽トラック1台につきいくらという料金を台数分支払う必要があるため、割高になってしまいます。
割高になる理由の2
ちょっと離れたところに時間貸しの駐車場があって、そこにトラックを止めなければいけない場合も、割増料金の対象になります。
駐車料金を負担することはもちろんなのですが、こういうケースでは間違いなく人手が多く必要になるために、その分の人件費が高くなるからです。離れたところから荷物を運ぶことは、何といっても人力に頼る他はないからです。
割高になる理由の3
道幅はあるけれども、作業該当住宅前の道路はいろいろな規制があって、トラックを止めておけない場合にも、やはり時間貸しの駐車場から人力で荷物を運び、それを受け取った人が搬入をするという、マンパワーが必要になります。
このケースでもやはり人件費はかなり多くなりますから、駐車場代金と多くなった人の数分の人件費は負担しなければなりません。
割高になる理由の4
トラックを止められないケースは道路事情だけではありません。転居先の周囲の人のこともあります。
引っ越し作業をしていると、突然ここにトラックを止めたら迷惑だからやめてくれ、などというクレームがつく場合もあります。
いくら事情を説明してもわかってもらえないケースの場合、業者が人員を要請して増員しなくてはいけない場合もあります。この場合、やはり人件費と駐車場料金の負担は避けられません。
増員ができない場合、既存の人員にたいして「心付け」を渡してでも、円滑に作業をしてもらう必要もあるので、それも支出増額の要因です。
こういうことは、あらかじめ何月何日に引っ越しをすることになっているので、その時にはトラックが来てご迷惑をおかけしますという挨拶をしておけば、防げるケースがほとんどです。
いずれにしても、料金的なことについては、どんなケースの場合いくらぐらいになるということは、一括見積を利用して調べておいた方がいいです。
割高になる理由の5
ほかにも思いがけないケースで業者に断られるケースも、中には出てくるかもしれません。
例えば軽トラックに分散して荷物を積載しなければいけない場合ですが、業者によっては軽トラックを持っていないこともあります。
そうなると、軽トラックをレンタルやリースで調達する業者もいれば、「うちは軽トラを持っていないから」という理由で断られることもあります。
レンタルやリースで軽トラックを調達した場合、当然ですが、その料金も上乗せになることは言うまでもありません。
道路条件の違いで、引っ越し料金は大きく変わることもあります。転居先の道路事情はできるだけ詳しく調べておいて、一括見積を利用するときにもれなく入力できるようにしておく必要があります。
引っ越し当日に転居先で道路事情のため、荷物の搬入ができない、あるいは増員が必要になり見積もり料金と変わってしまうというトラブルがないようにするべきです。
くれぐれも当日トラブルにならないように、しっかりと事前調査をしておくことをおすすめします。