食費を節約するには、やはり自炊。
外食で同じものを食べようとする場合にくらべ、費用は3分の1程度になります。
ただし自炊も、食費をあまりに切り詰めすぎてしまうと、栄養バランスが崩れてしまうことになります。
またあまりに粗末なものを食べると、食の楽しみも味わうことができません。
そこでここでは、きちんと節約しながら栄養バランスと食べる楽しみを兼ね備えたレシピを紹介します。
一人暮らしの自炊のコツは?
料理を趣味として捉えることが大切
一人暮らしで自炊するのは、もちろん食費を節約するため。
でも節約だけでは、なんとなく惨めにもなってきて、なかなか続けることができません。
そこでおすすめなのは、料理を「趣味」として捉えること。
料理には奥深い世界があり、趣味とするのに十分な内容があります。
料理を楽しむことができるようになれば、自炊を無理なく続けられます。
「外食しなければOK」と考えよう
節約するのは、もちろん大切。
でもたまにはちょっと、贅沢したくなるのも人情です。
ですから自炊は、多少食費がかかる日があったとしても、あまり罪悪感などは持たないようにしましょう。
自炊してれば、同じものを外食で食べるよりは安いです。
「とりあえず自炊を続けること」が、結果として節約につながります。
旬の食材を取り入れよう
食費を節約するためには、食材をできる限り安く手に入れることが必要です。
そのためには、旬の食材を買うようにするのがおすすめです。
旬の食材はたくさん出回りますから、価格も安いです。
しかも栄養は、ハウスなどで作ったものに比べてはるかに豊富。
旬に敏感になることで、季節を感じられるようになる効果もあります。
節約しつつ栄養のつく簡単レシピ
豚肉ニラ炒め
栄養の基本は、まずはエネルギー。
豚肉の含まれるビタミンB1は、エネルギーの代謝を活性化する効果があります。
さらにニラに含まれるアリシンは、ビタミンB1の吸収を高める効果が。
豚肉とニラを一緒に食べると、疲れが取れて体が温まり、モリモリと元気になります。
材料
- 豚こま肉 100グラム (150円程度)
- ニラ 1把 (150円程度)
- サラダ油 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- ほんだし 小さじ2分の1
- コショウ 少々
作り方
1.豚こま肉は、食べやすい大きさに切る。ニラは3〜4センチ長さのざく切りにする。
2.フライパンにサラダ油を入れ、中火にかけて豚肉を炒め、火が通ったら、砂糖としょうゆ、ほんだしを加えて混ぜる。
3.ニラを加えてしんなりするまで炒めたら、コショウをふって皿に盛る。
鶏肉とほうれん草の焼きうどん
ほうれん草は、ビタミンCや鉄分などの栄養が豊富です。
これに良質なタンパク質を豊富に含む鶏肉をあわせれば、栄養バランスは完璧です。
うどんは、手軽に使える袋麺。
簡単にできながら、お腹いっぱいになるメニューです。
材料
- 鶏むね肉 50グラム (30円くらい)
- ほうれん草 2分の1把 (50円くらい)
- うどんゆで麺 (50円くらい)
- サラダ油 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- ほんだし 小さじ2分の1
- コショウ 少々
作り方
1.鶏むね肉は5ミリ幅くらいの細切りに。ほうれん草は4センチ長さくらいのざく切りにする。
2.フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、鶏肉をひが通るまで炒める。
3.砂糖としょうゆ、ほんだしで味をつけ、ほうれん草をうどんを加えて、うどんがやわらかくなるまで炒める。
4.コショウを振って皿に盛る。
ウインナーとキャベツのトマトスープ
キャベツは安くて栄養豊富なものの一つ。
これをトマトスープにする際のトマト缶も、やはり栄養は豊富で、しかも生のトマトより安いです。
ポイントは、ウインナーを入れること。
これによって味が引き立ち、栄養バランスも整います。
材料
- ウインナー 2本 (50円程度)
- キャベツ 4分の1玉 (50円程度)
- カットトマト 1缶 (100円程度)
- サラダ油 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- ほんだし 小さじ2分の1
- 塩 少々
- コショウ 少々
作り方
1.ウインナーは3等分くらいの斜め切り、キャベツは4〜5センチ大のざく切りにする。
2.フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、まずウインナー、つづいてキャベツをサッと炒める。
3.砂糖、しょうゆ、ほんだしを加えてサッと混ぜ、カットトマトをながし入れる。
4.フタをして、弱火で15分くらい煮て、味をみて塩を加え、コショウをふって皿に盛る。