引っ越しの訪問見積もり(下見)の流れと料金を安くするコツ 

引っ越しを業者に頼むときは、引っ越し料金を正確に見積もるための下見が欠かせません。業者の見積もり担当者が、荷物の総量や大きさや重量、立地や建物の階段幅などさまざまな条件を加味した上で料金が計算されます。

一般的には、荷物が少量の一人暮らしでない限りは、訪問した上で見積書を作成することになります。その際の下見の流れと、引っ越し料金を安くするコツについて説明します。

引っ越し業者の下見について

単身用の定額料金制のプランなら、決められた大きさのコンテナに入る分だけを運んでもらうため、特に下見をすることもなく決められた料金で引っ越しができます。

しかし、通常のトラックをチャーターした引っ越しとなると、業者側はどの大きさのトラックを確保するかを決定しなければなりません。それによって作業人数が決まり、移動距離や作業所要時間などを考慮して引っ越し料金が決まります。

きちんと下見ができていないと、トラックが小さければ全ての荷物を載せられませんし、大き過ぎれば費用が余計にかかってしまうことになります。引っ越し準備で忙しく、部屋の整理整頓や掃除が行き届いていないから恥ずかしい、と思う人もいるようですが、下見は引っ越し料金を安くするためには避けては通れない部分です。

どうしても見られたくない場所については色々と方法がありますので、下見は必ず申し込むようにしてください。

下見の流れと時間

下見の所要時間は、1人暮らしの部屋で荷物が少なければ15分程度で終わります。2人世帯や家族の場合でも、30分から1時間もあれば終わるでしょう。まれに、荷物量が極端に多い場合や、オプションサービスなどの説明に時間を要したり、相談や質問で話が弾んだりして時間が長くなる場合もあります。

複数の業者に下見を順にお願いする場合、自宅の部屋数や荷物量が多いと思うなら、1時間半や2時間程度の間を開けてスケジュールを組むようにすると良いでしょう。渋滞などで約束の時間に遅れてくることもありますので、次の業者の訪問時間にずれ込まないように何時頃までに終わらせてほしい、と伝えましょう。

各部屋の荷物をリストに記入

まずは各部屋の荷物のチェックから始まります。見積書の荷物の品名が入ったリストに書き込んでいく人や、タブレットに入力する人など業者や人によりさまざまです。適当に自由に見てくださいと業者を1人にするのではなく、必ず各部屋を案内して一緒に立ち会ってください。

荷物は室内にあるものすべてに対してチェックしていきます。もし、粗大ごみとして処分する予定のもの、照明やエアコンなど備え付けの設備で引っ越し先には運ばないものがあれば、この時点で伝えてください。

大きく重たい荷物について、運び入れたときにどうやって設置したか質問されることがあります。クレーンで入れたのか人力で手吊りしたのか、などが分かればより正確な見積もりがしやすくなります。また、ベランダや庭の物置、自転車や衛星アンテナなども忘れずに申告してください。

相談しながら見積書を作成

自社のパンフレットを元に、特徴のPRや作業の流れ、オプションサービスなどの説明があります。その後、手書きやノートパソコンやタブレットで見積書を作成していきます。今の住所や引っ越し先の住所、引っ越し先の階段の形や幅、エレベーターの有無や玄関前の道幅など聞かれますので、あらかじめ答えられるように準備しておきましょう。

聞き取りした内容をどんどんと見積書に加えていきます。不用品処分を頼みたい場合や、荷物の梱包を自分でやるかどうかなど、オプション利用の有無などさまざまな希望を聞いて見積書の明細を入れていきます。最後に合計額が出たら、端数を切り捨てたり若干の値引きをしたりして、最終的な見積額が算出されます。

約款の説明

引っ越し業者は、依頼者とのトラブルを防ぐために、事前に引っ越しに関する重要事項の説明をする義務があります。見積書の裏面に小さな字で印刷されていることが多いです。見積書を作成した後に、目を通してくださいと渡されるか、主なポイントのみ説明してあとは読んでおいてくださいということもあります。

そこには、下見は原則無料であること、解約の場合の手数料の取り決め、貴重品や危険物は運べないなどの規約が記されています。

これを受け取った後では知らなかったではすまされないので、見出しをざっと見て大切な部分のみ読んでその場で質問しておくか、トラブルが想定されることについて口頭で説明してください、などと聞いておくと良いでしょう。約款と見積書の内容を承諾したら署名をします。

下見終了

ひと通りの説明を聞いて納得したら下見は終わりです。引っ越し料金を安くしたいのなら、決してその場では即決しないでください。下見の際に全員にプレゼントされるお米や洗剤などは受け取っても良いですが、無料のダンボールを置いていきます、と言われても正式な契約前には決して受け取らないでください。

よその業者に決まった際には、有料で引き取ったり返却したりしなければならなくなってしまい、トラブルの原因になるからです。業者にはいつ頃までに返事をしますと伝えて引き取ってもらいましょう。

下見はどこまで見られるの?

押し入れやクローゼットの中は、了解を得てから扉やふすまを開けて確認する人や、開けずに容積で判断する人、中にどんな荷物が入っているのか口頭で説明を求める人など、いろいろなケースがあります。より正確に見積もってほしいと思うなら、差し障りのない範囲で見てもらった方が良いでしょう。

しかし、散らかっていて恥ずかしいので、と言えば無理矢理開けるようなことはしません。その代わり、中にどんなものが入っているか、あらかじめ書き出すなどして正確な荷物量を伝えられるように準備しておきましょう。

見られて構わないところは前もって扉などを開けておくと良いでしょう。その方がいちいち断りを入れずにすむのでチェックがスムーズです。扉が閉まっていれば、ここは見られたくないのだなと判断し、わざわざ開けることもないと思います。

しかし、見積もり担当者はこれまでに多くの住居の下見をしていますから、多少散らかっていても気にしませんし、いちいち覚えていないので恥ずかしがる必要はありません。ただし、あまりにも乱雑に散らかっていたのでは荷物量を見誤ることも考えられます。

整理整頓されている部屋のほうが荷物量を見誤る確率も少なく、所要時間も短くすむことは言うまでもありません。

お茶の用意は必要?

ひと通りの家財を見終わったら、こちらにどうぞとテーブルの席をすすめてください。そこで、荷物のチェックリストに基づき見積書の作成が始まります。お茶を出すならこの時点がベストですが、出しても出さなくても構いません。

自分が飲みたいと思ったら出すのでも良いし、すぐに説明を始めたい人もいるので、さっと出せるお茶などのペットボトルを渡しても良いでしょう。

下見してもらう際の注意点

引っ越しの訪問見積もりは、1回でも経験すれば次回からは要領が分かってきます。何もわからないうちは、相手のペースに任せるしかありません。できれば本命の業者は最後に来てもらうと良いと思います。それまでの業者との比較がしやすく、交渉ごともスムーズに進むでしょう。

メリットとデメリット

下見をしてもらうメリットは、見積もり担当者を通して引っ越し業者の社風や特徴などが見えてくる点です。いくらホームページで社員教育や研修に対して力を入れているという宣伝をしていても、実際に接すると新人ではないのに社会人としてのマナーに疑問を持たざるをえない人もいるからです。

営業担当者は会社の顔でもあるため、そのような様子から会社の質や引っ越しの作業品質も垣間見えてしまいます。それに比べ、誠実な見積もり担当者なら引っ越しの作業品質も総じて高く、万一のトラブルがあっても誠実な対応をしてもらえるだろうとの安心感もあります。

やはり最初の印象は良いに超したことはありません。それは実際に来てもらわないと判断しようがないため、下見の際に好印象を持った業者は世間でも評価が高いと見て良いと思います。

デメリットは、多くの業者から見積もりを取りたい場合、それなりに時間がかかってしまうことです。すき間なくきっちりと予定が組めれば良いですが、たいていは飛び飛びの時間に来てもらうことになり、最終的な結論が出るまでに日にちや時間がかかりがちです。

一社に決めたあとは、他のすべての業者に断りの連絡を入れなければならないという点を気が重いと感じる人もいるようです。

女性の一人暮らしの場合、引っ越し業者の担当者と言えども、知らない人を部屋に招き入れることに抵抗を感じる人もいます。女性の見積もり担当者がいる引っ越し業者を探すか、身内や知人に立ち会ってもらうようにお願いするなど対策を立てておきましょう。

荷物はなるべく処分しておく

下見の際に荷物が少なければ、かかる所要時間は短くてすみます。処分できるものは買い取ってもらったり、粗大ごみとして回収してもらうなりして、できるだけ荷物量を減らしておきましょう。

そうすることで荷物量に合わせた適正な大きさのトラックと作業人数を準備でき、不用品処分のオプションを付けることもないため、引っ越し料金の節約につながります。

2〜3社に下見してもらう

1社に見積もりを出してもらっただけでは、相場よりも高いか安いかの判断ができません。最低でも2〜3社には見積もりを出してもらいましょう。本当に頼みたいと思える業者が3社も見つからないと思えば2社でも良いです。

全国の引っ越し業者が登録している引っ越しの一括見積もりサイトは、インターネット上で必要事項を入力することにより、希望日に空いている業者から連絡がもらえる仕組みになっています。どこの業者にしてよいかわからないときには利用してみても良いでしょう。

概算の見積額が安い順番に上位から10社に絞ってくれるところや、あらかじめ業者を指定しておいて見積もりをとるところなど、サイトにより特色がありますので、使いやすいと思えるサイトを選んでみてください。その中から、概算見積額の安い2〜3社に絞り込んでから下見をしてもらうのが早道でしょう。

すべての業者の正式な見積額が出そろってから、本当に頼みたい業者に他の業者の最安値を提示して値引き交渉を行うのが引っ越し料金を安くするコツです。契約を取りたい業者は最安値になるように値引きしてくれるか、他のオプションを付けてくれたり資材を安くしてくれたりして希望になるべく沿うように対応してくれるでしょう。

まとめ

見積書を出してもらってから電話で値引き交渉をして、さらに金額を下げてもらった場合は、必ず新たに正式な見積書を作ってもらい、手元に届けてもらうようにしましょう。きちんとした業者なら当然のことですが、中には連絡がうまく伝わらずに、引っ越し当日に別の作業スタッフから値引き前の料金を請求されて慌てた、ということも聞きます。

引っ越し前後はバタバタしていて、どの業者の話だったか記憶があやふやになってしまうこともあります。あとで言った言わないのトラブルになる前に、大切なことは必ず書面にして残しておくよう心がけましょう。

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