引っ越し料金が安い時間帯ってあるの?

引っ越し料金って、時期などで安い月もあるんだから、もしかしたら時間帯なんかでも安いときがあるのかな? こんなことを調べてみました。

需要と供給のバランスで決まる引っ越し料金

どんなものやサービスでもそうなのですが、ものの価格は品質はもちろんですが、大きな要素として「需要と供給のバランス」で決まっています。

引っ越し料金も、繁忙期は閑散期に比べて3倍するという業界の通例も、この需要と供給のバランスからきています。

では、時間帯によっても、この需要と供給のバランスによる価格変動はあるのか、ということを調べてみました。

引っ越し料金の時間帯による変動ってあるの?

結論から言うとあります。

繁忙期などはワンクルーで1日3件掛け持ち、なんていうスケジュールもざらです。そうなると、時間帯による価格設定が出てきます。

一番高いのが午前中の便で、次が午後便、一番安いのが通称「フリー便」という、時間帯指定が全くできない便です。

時間帯によって引っ越し料金が違う理由って?

同じ引っ越しの作業なのに、なぜ時間帯で料金の違いが出てくるのか、ということを調べてみました。理由は作業スケジュールにあります。

午前便のスケジュールは、午後便の開始に間に合わせるために、きっちりと開始・終了することが求められます。このため、正確な作業が要求されるために高い料金の設定になっています。

午後便は、開始時間の正確さは求められますが、終了時間に関してはそれほど高い精度を要求されないので、やや低い料金設定になっています。

そしてフリー便は、開始も終了も全く業者の自由ですから、低い料金設定が可能になります。

午前便のメリット

午前便のメリットは、早い時間に来てもらえて早い時間に作業が終わるので、残った時間を荷解きと片づけに使うことができます。単身者の場合、1日ですべてを終わらせることも可能です。

引っ越しのために2連休を取っていた場合、初日で荷解きから片づけまで終わらせて、翌日は半日かけてきちんと整理整頓までしてしまうことも可能です。

午後便のメリット

料金が割安なのに、深夜まで作業が続くことはありません。上手くいけば、その日のうちに荷解きまで終わらせることができます。

やはり2連休を取っていた場合、翌日一日をかけてすべてを終わらせることが可能です。コスパとしては、結構高い方です。

フリー便のメリット

何といっても料金が激安だということです。午前便の40〜50%OFFなんていう極端な例までありますから、お財布には優しいです。

それぞれにデメリットはないの?

メリットがあれば、当然ですがデメリットもあります。

それぞれのデメリットを見ていいくことにします。

午前便のデメリットってなに?

料金が高いけれど、やはり人気があるのは午前便になります。このため、繁忙期などはかなり前の時点でなければ、予約の取りづらいこともあるので、日程が立てづらいことがデメリットになります。

午後便のデメリット

終了時間が夕方から夜になるため、荷解き・片づけが夜遅くになってしまうケースが多くなります。そのため、ゆっくりできないことがデメリットになります。

フリー便のデメリット

これはやはり時間が全く読めないことです。作業員の方たちも疲れていますから、夕食を取って一休みしてからくるケースが多いです。

また2件目で予想外の作業が発生していたりすると、その分時間が押してきますから、当然最後のフリー便にしわ寄せが来ます。

作業が深夜に及ぶことも珍しくはないので、近隣の方からクレームの出ることだって考えられます。このあたりのことが、デメリットになります。

フリー便の場合近隣の方にあらかじめご挨拶をしておき、ご理解をいただいておく必要があります。

マンションなどの場合でも、管理人さんに任せ切りではなく、自分であいさつにいってきちんと誠意を示しておくことが、トラブルを避ける方法のひとつです。