引っ越し費用の相場は?自力と業者の引っ越しを徹底比較

レンタカー会社では普通乗用車の他にも、バンやトラックなど荷物を載せるための車両も貸し出しているため、レンタカーを借りて自分たちで引っ越しを計画する人もいます。

レンタカー会社のホームページでは、トラックを使用した引っ越しのノウハウなどが掲載されています。

そこで、本当に自力引っ越しで節約できるのか、引っ越し業者に頼む場合とどの程度の差がでるのか検証してみましょう。

自力引っ越しと業者引っ越しを徹底比較

分かりやすいように、自分たちでやる引っ越しと業者に頼んだ場合の引っ越しを「費用・時間・労力」の3つの視点で比較してみます。

費用を比較

引っ越し業者に頼んだ場合の引っ越し費用の相場を紹介します。時期や荷物量などにより料金は変動しますのであくまでも参考程度に考えてください。

荷物が少量で大型家具がない単身の引っ越しには、単身パックなどの定額制料金のプランを利用することにより、最安11,000円程度で引っ越しができます。

  15kmまで同一市区町村 50kmまで同一都道府県 200kmまで同一地方 500kmまで近隣地方 500km以上遠距離
荷物少量の単身 30,000円 40,000円 55,000円 60,000円 70,000円
荷物多量の単身 40,000円 50,000円 60,000円 75,000円 85,000円
2人家族 70,000円 80,000円 100,000円 120,000円 150,000円
4人家族 100,000円 120,000円 140,000円 180,000円 230,000円

※表中の料金は2017年11月22日現在の参考例です。

荷物の運搬に必要な費用

レンタカー 軽トラック6時間5,000円前後
2トン標準デッキ12時間10,000円前後
2トンアルミバン12時間18,000円前後
ガソリン 20kmで1,500円前後(その時の価格で異なる)
高速料金 200kmで片道約5,000円
500kmで片道約10,000円
オプション 台車、ロープ、シートなどの料金2,000円前後
免責補償料 2,000円程度。ノンオペレーションチャージ
乗り捨て料金 近県で5,000円〜

知人や会社からトラックを借りられる場合は別ですが、乗用車に載せられない荷物を運ぶためには、自分の運びたい荷物量を把握して最適な大きさのトラックをレンタカーで借りないといけません。

節約しようという気持ちから、小さめの車両を借りると何往復もすることになり余計高くつくことがあります。逆に、必要以上に大きなトラックを借りると、費用が割高になり細い路地の運転も難しく、長時間駐車しての作業にも通行の邪魔になってしまいます。

免責補償料は、事故などにより修理などで車両が使えなくなった場合の営業補償として、個人の負担が20,000円から50,000円程度が免責になる保険で任意加入です。運転に自信がない場合や、重たい荷物を上げ下ろしする時に破損させることもあるため、加入しておいたほうが安心と言えます。

見逃せないのが、引っ越し先の近所の営業所にレンタカーを返すことができるワンウェイシステムです。近くの店舗に返却する場合は無料になることもありますが、近距離でも県がまたがる場合は乗り捨て料金が必要になることもあり、必ずしも節約にならない場合があるので気を付けましょう。

作業の際に必要なもの

ダンボール 1箱200円前後。大小の2サイズあると便利
油性ペン・テープ類 500円前後。ガムテープ、黒・赤ペン、養生テープなど
滑り止め付き軍手 一双300円前後。100円ショップにもあり
気泡緩衝材 1,000円前後。100円ショップにもあり
ふとん袋 1枚1,000円前後。不織布などで安いものもあり
ハンガーボックス 1枚2,000円前後。通販サイトで入手できる

ダンボールは近所のスーパーやコンビニで、無料で譲ってもらえるならそれで構いません。ただし、湿ったものは使用せず、強度のあるものが適しています。底が井桁に組み込み式になっているものは重みで底が抜けることがあるため避けましょう。

荷物を運ぶときは、素手ではなくグリップ力のある軍手が便利です。あるとないとでは雲泥の差で、重たいものを運ぶ際にも素手よりは軽く感じます。手伝いの人の分も用意しておきましょう。

冬物コートやスーツなど、ハンガーにかかっているシワにしたくない衣服は、縦長のダンボールの上部にパイプが付いているハンガーボックスが便利です。ハンガーごと移し替えるだけなので出し入れが簡単な上、シワを取るためにクリーニングに出すよりは安上がりです。

専門業者に依頼する費用

エアコン移設 取り外し5,000円、取り付け10,000円から。別途部品代が必要
ピアノ運送 アップライト10,000円、グランドピアノ20,000円から
自家用車運送 車の陸送業者。家族や手伝いの人が運転してくれるなら不要
ペット輸送 5,000円前後から。自分で連れて行けるなら不要

近距離の引っ越しなら、エアコン移設は脱着をまとめて頼めますが、遠方の場合は、引っ越し元の取り外し、引っ越し先の取り付け、それぞれに手配が必要です。トラックをレンタルする場合は、自家用車をどうするかが問題になります。

近い場所であれば、トラックで荷物を輸送した後に公共交通機関を使って戻り、今度は自家用車を運転していくこともできます。しかい、長距離の場合は交通費がかさむため、事前にどうするのが良いかを考えておく必要があります。

手伝ってくれる人へのお礼

軽食・飲み物 作業中の飲み物や、食事の時間がずれた際の軽食など
謝礼・食事代 手伝ってくれたお礼や労いの食事など。1人5,000円以上
交通費 手伝ってくれた人それぞれの足代として。まとめて謝礼として包んでも良い

手伝ってくれる人は何人必要なのか、確実に来てくれる人に頼んでおきましょう。当日急に都合が悪くなる場合を考えて、多めに頼んでおきたいところですが、その分お礼の出費もかかります。

万一の際の費用

御見舞い 誰か一人でもケガをした場合、何らかの治療費や御見舞いを出したほうが良い
修繕費 壁や床、手すりやエレベーターを壊したり傷をつけた場合に必要
宿泊費 遅くなった時や疲れて動けない時など。新居に泊まれれば不要

引っ越しが長引き帰りの公共交通機関がなくなってしまうことがあるかもしれません。自宅の後片付けが間に合わず、どこかの宿泊施設に泊まってもらうことになるかもしれません。同じ方面にまとまってタクシーで帰れれば良いですが、とりあえずは本人たちの希望を聞きましょう。

時間で比較

自力引っ越しは時間が自由になる代わりに、準備から後片付けまですべてを自分でこなさなければならず、その合間にさまざまな住所変更の手続きなどもこなさなければなりません。引っ越しに慣れている人なら、大体の段取りはわかりますが、慣れていなければ、何から始めるべきか逐一調べながら進める必要があり、準備段階から時間はかなりかかります。

資材を集める

引っ越し業者に頼むなら、資材一式を業者が無料でサービスしてくれることがほとんどです。しかし、自力引っ越しではすべての資材を自分で準備する必要があります。

近所でダンボールをもらうにしても、つぶして数枚ずつ何回かに分けて通わなければなりません。購入するにしても、安そうなところを探して出かけたり、注文したりする手間がかかります。

段取りを考える

自分にとって都合の良い日でも、他の手伝ってくれる人たちの都合も聞いてみないと予定が立ちません。トラックなどは他の乗用車に比べて台数も少ないため、レンタカー会社へも早めに申し込む必要があり、いろいろと頭を悩ませることになります。

手配をする

手伝ってくれる人の手配、車両の手配、不動産屋の鍵の返却や受け取り、ガスの開栓立ち会い、エアコンの移設など、自分で手配は山ほどあります。3月や4月の引っ越しシーズンでは混み合うため早めの行動が肝心です。

わからないことを調べる

引っ越しをしたことがない人は、冷蔵庫や洗濯機の水抜きすらも知らないかもしれません。あとで失敗して慌てる前に、事前にどのような流れで進めるべきかをひと通り知らなくてはなりません。引っ越し業者のパンフレットで一目瞭然というようなことでも、一から自分で調べる必要があります。

荷造りは自分で

働いていて家にいる時間が少ない人、妊婦や乳幼児の育児中の人、また介護する人がいる場合など、なかなか思うように荷造りがはかどらないことがあります。

引っ越し業者では荷造りや荷解きをプロのスタッフに頼めるサービスもありますが、自力引っ越しの場合は、そうも行きません。手伝いの人が当日来てくれたのに、まだ荷造りが終わっていない、というのでは気まずいでしょう。

慣れない作業

重たい荷物を運ぶ時、狭い廊下を通す時、階段の上がり下りなど、大きく重たい家財の運搬に気を使うでしょう。頭で考えていた以上に時間を要するものと覚悟しておくべきです。

往復する羽目に

重たい荷物は一番下に軽い荷物は上になど、トラックの荷台に荷物を載せる際には物を固定し破損せずにすむような積み方のルールがあります。目に付いたものから片っ端に積んでいたのではスペースに無駄が生じ、思ったよりも荷物が積めないものです。

全部の荷物が載せきれないときは、いったん新居に向かって荷物をおろし旧居に戻る、という余計な作業が増えることが多いようです。

トラック返却する手間

借りるときは、ひと通りの説明を聞いて書類に記入し、トラックの状態などを確認した後に借りられます。窓口がふさがっていれば、順番をまたなければなりません。返却するときは、荷物の搬入で疲れ果てていても、何とか時間内に返しに行かなければなりません。

労力で比較

少ない人数でやるのか、大勢で時短を目指すのか、それによりかかる労力も違います。全般的に言えることは、普段使わない筋肉を使うことで、翌日以降は筋肉痛でしばらくまともに動けなかったという声も少なくありません。

ダンボールが重い

腕を開いて左右対称の腕の形で運ぶのではありません。その運び方では、翌日の腕の筋肉痛が思いやられます。引っ越しのプロは、滑り止めの手袋をはめて、ダンボールを胸とお腹で支えてダンボールの対角を左右の腕が前後になるように持ちます。

家電が重い

ドラム式洗濯機を階段で下ろすのに、30分以上かかったという話もあります。テレビをきちんと梱包しているからといって、ぞんざいに運んで良いものではありません。洗濯機や冷蔵庫は持ちやすいように持ち手が付いていますが、トラックの荷台に持ち上げる際は、かなりの力を必要とします。

トラックにも家電にも傷がつかないよう慎重に作業しなければなりません。階段作業も足元が見えないため、ゆっくり移動するしかなく、かなり負荷がかかることを覚悟しましょう。

家具の解体や組み立て

引っ越し業者のスタッフなら、電動ドライバーでベッドや組立家具などを簡単に分解して運び出し、新居でもあっという間に組み上げてもらえます。しかし、普段からそのような作業に慣れていなければ、作業時間も倍以上はかかるでしょう。

荷崩れ防止しロープで固定

気を付けなければならないのは高速道路の荷物の落下事故です。荷台の上で動かないように固定をして、万一荷崩れが起きても道路上に荷物を散乱させないように、幌やシートで覆ってロープでしっかりと固定する必要があります。また、走行中の風圧でシートなどが巻き上げられないように、大げさなくらいにガッチリと固定してください。

雨の作業は大変

自力引っ越しはいつでも好きな時にやれるので雨が降れば延期すればいい、と思う人もいますが、何人かのスケジュールをやりくりして手伝いをお願いしていたり、レンタカーのトラックがやっと借りられた、というようなときは、迂闊に延期できないこともあります。

雨でも強行しなければならず、そんなときは荷物まで雨水が染み込んだり、重たい荷物を運ぶ足元が滑ったりして、疲労度も普段の何倍にもなります。

運転に慣れていない

普段から車に乗り慣れていない人がトラックを運転するのは心配ですね。できれば運転好きの人に代わってもらえると良いのですが。荷物を積んだトラックは制動距離も長くなるため、いつもより早めのブレーキで、なるべく荷物が揺れないような運転を心がけましょう。

荷台を玄関先に少しでも近づけようとしてバックし過ぎて建物を壊すこともあるため要注意です。

適当に置いたため全面的に移動した

新居への荷物の搬入時に、とりあえずトラックの荷台を空にして早くレンタカー会社に返したいばかりに、後先考えず荷物を適当に置いてしまったため、あとになってからの移動が大変だったということがあります。

早く開けたいダンボールがどこに行ったか、なかなか探せなかったという人や、荷物を搬入したはいいが寝るスペースも作れなかったという人も中にはいます。自分が持っている荷物は何で、どこにどのように置けばよいのかを考えながら作業しましょう。そのためにも、引っ越し前に家具のレイアウト図を作っておくことをおすすめします。

まとめ

すべてに踏み込んだ細かい説明まではできませんでしたが、ここまで読み進めてどう思ったでしょうか。たとえば、大型家具を持たずに、身の回りの品を入れた少量のダンボールだけの近距離引っ越しなら、身内だけで何とかなるため、迷わず自力引っ越しをおすすめしますが、そうでない場合は自信を持っておすすめできません。

それだからこそ、引っ越し業者が事業として成り立っているのであり、個人では万一の際のリスクが大きすぎるからです。自力引っ越しの実際にかかる費用を試算すると、引っ越し業者に頼む場合とあまり大差ないことが多いものです。

大掛かりな養生が必要な新築マンションの入居や、大きな重たい家財があるときには特にプロの引っ越し業者に頼むのが心身ともに安心です。

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